2006-10-19

Wikiで仕様書作成

続き。

texiファイルはフィルタで形式を修正して(最近立ち上げた)Wikiに掲示してる。こうした理由はいくつかある。

○新しい手法を導入する際の、心理的な抵抗を減らすため。大部の資料を作成してわけのわからない専門用語で相手を圧倒するのもそれはそれで楽ではあるんだけど、今回はちゃんと布教したかったので、ページ単位にすっきり納め「なければならない」Wikiを採用した。

○文書サーバが分散していて関係者全員がアカウントを持つマシンがなく、だれでもアクセスできる配布手段が必要だった。ウェブならブラウザさえあれば良く、事業所をまたがってもいいし、もしかすると興味をもったお偉方にも読んでもらえるかもしれない。

○完結した資料を作ると、ただケチをつけるためだけにレビューしようと言い出す輩がでてくる。指摘できる俺ってカコイイ、というチンケなメンタリティが透けて見えていやなものだが、Wikiならば「指摘点があればあなた自身が直してこの文書の改良に協力してください」で済んでしまう(相手がよほど偉い人でなければだけど)。

○自分自身もそうなのだけど、レビューアの立場になるとどうしても「何かを指摘しなければいけない」という強迫観念にかられ、どうでもいいようなことを指摘した挙げ句、わけのわからない防御的な記述だけを増やしてしまうという悪いパターンに陥りやすい。しかし、文書作成者とレビューアの立場が同じWikiならば、「レビューアだから何か言わなければ」というしがらみから解放される(もちろん、Wikiだろうと何だろうと他人が読むことをまったく意識しない文章を書く人もいるけど)。

○Wordだと複数人で同時に編集することができない。自動的なマージもできないと思う。

○で、最後の理由。仕様書をいちいち印刷するバカがいるので、強制的に複数ページになるWikiを選んだw はっはっは

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